効率的ポートフォリオ報告(2022年11月1日)

11月1日時点のノーロードのインデックス型投資信託(eMAXISシリーズ)を使った効率的ポートフォリオを報告します。10月の日米の株価指数の動きはNYダウが上昇している一方で、その他の株価指数(NASDAQ総合指数、S&P500、日経225やTOPIX)は概ね停滞しています。このサイトのバフェット指数で注目しているWilshire5000も停滞しています。日本株は昨年の夏以降、アメリカ株は本年初頭から低下傾向を示していましたが、10月の株価停滞が今後の日米の株価反転の前兆になるか、あるいは一時的な踊り場で終わるかが今後の注目点です。

1.eMAXISシリーズ(+米ドル、ゴールド、高配当株式投資信託)を使った効率的ポートフォリオ

eMAXISシリーズを使った効率的ポートフォリオのリターン上位にハイテク系企業を基準にした投資信託が入ってきました。先月下旬から長期金利が低下し始めましたが、これを受けてハイテク系企業の一部が株価上昇を示したようです。NYダウもS&P500もNASDAQ総合指数も同様に上昇を示しています。11月上旬にFED(連邦準備銀行、アメリカの中央銀行)のFOMC(公開市場操作委員会)が開かれます。今回もインフレーション対策として政策金利を0.75%上昇させると予想されていますが、一方で景気後退懸念も強まっていて政策金利の上昇ペースがスローダウンするという観測も出ています。今までは景気後退よりインフレーションに重点を置いた金融政策が変更されるかが注目です。

ただし、ハイテク企業が多く上場していると言われるNESDAQ市場の株価指数(NASDAQ総合指数)はNYダウ指数より低いパフォーマンスを示しています。これは2008年のリーマン・ショック以後、NASDAQ総合指数の方がNYダウより高い上昇を示してきましたが、両者の上昇率の乖離を解消する動きかもしれません。

2.主要な投資信託(+米ドル)を使った効率的ポートフォリオ

国内外の株式やREITを使った投資信託が上位に入ってきました。アメリカの長期金利の低下を受けて日本を除く海外の長期国債の利回りが10月下旬頃から低下していますが、その金利低下を受けて株式やREITを基準にした投資信託が上昇しているかもしれません。この動きが継続するか注目です。

対象の投資信託:日経225、TOPIX、JPX日経400、国内債券、国内REIT、
先進国株式、先進国債券、先進国REIT、新興国株式、新興国債券、新興国REIT、米ドル

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