効率的ポートフォリオ報告(2023年3月1日)
2023年2月末時点のインデックス型投資信託を使った効率的ポートフォリオを報告します。2月に公表されたアメリカの経済データでインフレーションやタイトな労働需給が確認されたことで、金融界が期待していた政策金利上昇の終了が先延ばしになる事態が予想されます。その結果、ハイテク系の業界の株価上昇にブレーキがかかってきました。一方で、日本銀行の植田新総裁の所信表明で大きな金融政策の変更が無く日米の金利差の拡大が予想されて為替レートが円安ドル高に振れています。
更に、先日の日本経済新聞に「3低(低コスト、低インフレーション、低金利)」時代の終焉を予想した記事が掲載されていました。今後数年は今までの株価上昇フェーズから株価低下フェーズに移行するかもしれません。
1.業種別株価指数(TOPIX-17シリーズ+米ドル)を使った効率的ポートフォリオ報告
直近一ヶ月のリターンの最上位に米ドルが入りましたが、このままドル高傾向が続くか注目です。ドル高は輸入品価格の上昇を通して日本の物価指数を押し上げますから、日本銀行もインフレーション対策とドル高対策として政策金利を上げざるを得なくなるかもしれません。他のリターン上位の銘柄に大きな変化はなく鉄鋼・非鉄、機械、金融(除く銀行)セクターが継続して上位に留まっています。
2.インデックス型投資信託(eMAXISシリーズ+米ドル、ゴールド、高配当株式)を使った効率的ポートフォリオ
直近一ヶ月では業種別株価指数と同じく米ドルがリターン上位の第二位に入りました。他にはアメリカのハイテク系の業界の株価指数を基準にした銘柄なので、株価上昇というよりドル高の影響でリターンが上昇しており実質的には米ドルの一択となっています。
3.主要なインデックス型投資信託を使った効率的ポートフォリオ
主要なインデックス型投資信託を使ったポートフォリオでも、直近一ヶ月では米ドルの一択となっています。
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