効率的ポートフォリオ報告(2023年5月16日)
2023年5月16日時点のインデックス型投資信託を使った効率的ポートフォリオを報告します。最近の特徴としてはアメリカ株に停滞感があるのに対して日本株のパフォーマンスが良いことです。特に直近半年でその差が顕著に出ている気がします。アメリカでは景気後退の懸念がある一方で労働市場の逼迫感(労働需要の強さ)とインフレーション(物価上昇)があります。つまりスタグフレーション(景気後退と物価上昇の同時進行)の懸念があってFED(連邦準備銀行、アメリカの中央銀行)の金融政策の難しさが見えます。加えて、アメリカ政府の債務上限問題もあります。
1.eMAXISシリーズ(+米ドル、ゴールド、高配当株式)を使った効率的ポートフォリオ
ノーロードのインデックス型投資信託を使った効率的ポートフォリオを見比べると、「国内高配当株式」、「TOPIX」、「JPX日経400」等の国内株式が直近の4期間(一ヶ月、四半期、半年、一年)のいずれの期間でも高いパフォーマンスを示しています。特に「国内好配当株式」は常に最上位2銘柄に入るパフォーマンスでした。これは下に示す基準価額変動のグラフからも明らかです。グラフからは日本株の直近一年間については後半の半年の方が前半の半年よりパフォーマンスが良いことも示しています。
2.TOPIX-17シリーズ(+米ドル)を使った効率的ポートフォリオ
業種別上場投資信託を使った効率的ポートフォリオでは、「電力・ガス」、「食品」、「建設・資材」、「運輸・物流」が直近半年で高いパフォーマンスを示しています。ただ、eMAXISシリーズの項で書いたように「TOPIX」自体も高いパフォーマンスを示していますから、業種を選ぶより単純に「TOPIX」をベンチマークにした投資信託を買うだけでも十分なリターンが期待できそうです。
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