効率的ポートフォリオ・ウィークリー・リポート(2023年6月17日)

                                            今回からタイトルを変更しました。

今週開催されたFOMC(連邦公開市場委員会、アメリカの中央銀行【FRB】の金融政策決定会合)で政策金利が変更されませんでした。これは事前に予想されていましたがハイテク系の企業の株価が上昇しています。ただ、今後に開催されるFOMCでは政策金利の上昇が予定されていることから、今後もアメリカの金融政策の動向に注意が必要です。

1.eMAXISシリーズ(+米ドル、ゴールド、日米高配当株式)を使った効率的ポートフォリオ

今回のリストにハイテック系の株価をベンチマークにした4銘柄(「自動運転」、「コミュニケーションDX」、「水素エコノミー」、「EV」)が新たに入りました。下のグラフからは、これら4銘柄は一ヶ月前頃からリターンが上昇している事が分かります。それ以前はアップ・ダウンを繰返しながら緩やかに低下していました。今回の上昇が下落局面から上昇局面に反転していく契機になるか注目です。一方、これまで高いパフォーマンスを示していた2銘柄(「VR」、「NASDAQ100」)もリストに残っています。これら2銘柄は年初から継続的にリターンが上昇しています。リストから外れた「日経225」も相変わらず高いリターンを示している事が下のグラフから分かります。

2.TOPIX-17シリーズ(+米ドル)を使った効率的ポートフォリオ

直近の一ヶ月や四半期では「TOPIX」のパフォーマンスが高い状況ですが、中でも5業種(「商社・卸売」、「自動車・輸送機」、「機械」、「電機・精密」、「金融(除く銀行)」)のパフォーマンスが目立ちます。「商社・卸売」業種はバフェット氏が商社株を購入した事が影響しているようですし、「自動車・輸送機」業種はトヨタが2027年にも全個体電池を使ったEVの発売を目指す旨を発表した事が影響しているようです。

このサイトのコンテンツは過去の実績をもとにした個人的な分析・意見であり、将来の成果等を保証するものではありません。資産運用は自己責任でお願いします。