効率的ポートフォリオ・ウィークリー・リポート(2024年1月27日)

2024年1月27日時点の効率的ポートフォリオを報告します。先週は日本株が大きく上昇しましたが、今週は米国株が上昇する一方で日本株は冴えませんでした。日本株は先週と今週で動きが逆になって結局2週間前と同じ水準に戻りました。今週で日欧の中央銀行の金融政策決定会合が終わって30、31日のFOMCを残すだけになりましたが、次の会合がある3月中旬までは企業業績や経済指標の発表で株価が変動しそうです。(注:アメリカの金融政策決定会合(FOMC)は今月末の開催予定でした。誤った記述を修正しました。)

今週からサイト・マネージャーが保有する投資信託のパフォーマンスを載せます。あくまで参考として御覧ください。

1.eMAIXSシリーズ(+米ドル、ゴールド、日米高配当株式)を使った効率的ポートフォリオ

eMAXISシリーズで直近の半月のリターン上位には日本株が姿を消して米国株が並びました。先週から引き続きリターン上位にいるのは「NASDAQ100」、「ウェアラブル」と「コミュニケーションDX」の3銘柄で、他の3銘柄は「S&P500」、「VR」と「Slim全米株式」でした。eMAXIS Slimシリーズの「全米株式」は全米の株式会社の時価総額合計の99%をカバーする指数をベンチマークにしています。これは、このサイトのバフェット指数(Buffett Indicator)で使っている指数(Wilshire5000)と同じ考え方の株価指数です。

2.TOPIX-17シリーズ(+米ドル)を使った効率的ポートフォリオ

TOPIX-17シリーズで直近1ヶ月位の期間で安定して高いパフォーマンスを示すのは「自動車・輸送機」、「商社・卸売」、「金融(除く銀行)」の3銘柄です。今週サイト・マネージャーが製造業から選んで購入した3銘柄の内、「自動車・輸送機」はリターン上位に逗まっていますが、他の「電機・精密」と「機械」はリストから外れていましました。

3.サイト・マネージャーが保有するポートフォリオ

このセクションにはサイト・マネージャーが実際に保有する投資信託のパフォーマンスを記載した図表を掲載します。(社)投資信託協会のホーム・ページでも同じグラフは確認できますが、リターンの数値は半年以上の数値が掲載されています。このページでは半月からのリターンが確認できるようになっています。セクション1と2の報告は投資信託の新規購入の際の銘柄選択には役立ちますが、既に保有する投資信託の売却の判断には役立ちません。今週から載せるこのセクションの情報は既に保有する投資信託の売却判断に役立つと思います。なお、サイト・マネージャーの投資スタイルは2ヶ月から半年位で買い替えていくのが原則ですが、ただ状況に応じて一、二週間位で売却したり、逆に数年間保有することもあります。

eMAXISシリーズの3銘柄や「日本高配当株式」は昨秋に値上がり期待で購入しました。その後、これらの銘柄は値上がりせず、しかし大きな値下がりもなかったので売却判断ができないまま惰性で保有していましたが、年末からの上昇で利益が出てきました。「ゴールド」はウクライナ紛争や中東情勢の不安定化で「有事の金」という面や、多くの国の中央銀行が保有資産を米ドルから金に移し替えている面に着目して購入しました。リターン上位にランキングされるような派手さはありませんが着実に値上がりしています。TOPIX-17シリーズの3銘柄は最近の値上がりを見て購入しました。現在は運用資産の約6割を投資信託に投資して残りは預り金/MRFに残しています。投資信託の内訳は約半分を日本株式に、残りを「NASDAQ100」と「ゴールド」に投資しています。

蛇足ですが、今冬のアメリカの寒波が厳しくEVの充電が十分できなかったり電池容量が低下したりして、大量にレッカー移動される事態になっているようです。電池は化学反応を利用しているので温度が下がると活性も下がって電池の性能が低下するのは避けられません。今までもeMAXIS Neoシリーズの「EV」は冴えない値動きでしたが、今後も長期的にアメリカの東海岸や中西部でのEVの売上が減少して株価の下落が続くかもしれません。

このサイトのコンテンツは過去の実績をもとにした個人的な分析・意見であり、将来の成果等を保証するものではありません。資産運用は自己責任でお願いします。