効率的ポートフォリオ・ウィークリー・リポート(2024年2月3日)
2024年2月3日時点のインデックス型投資信託を使った効率的ポートフォリオを報告します。今週末にFOMC(アメリカの金融政策決定会合)が開催され審議内容が報告されました。株式市場の期待に反して、政策金利の低下(利下げ)に慎重な内容となりました。まだ物価が2%に安定するか見通せないようで、利下げまでは判断できないようです。一方、日本銀行は政策金利の上昇(利上げ、ゼロ金利政策の終了)が議論され始めています。
1.eMAXISシリーズ(+米ドル、ゴールド、日米高配当株式)を使った効率的ポートフォリオ
eMAXISシリーズで直近の半月と一ヶ月でリターン上位にランクされた銘柄の中で、どちらの期間にも入ったのはeMAXIS Neoシリーズの「ウェアラブル」のみで、他の5銘柄は入れ替わっています。ただし、過去一年間の値動きを見ると日本株(「日経225」、「JPX日経400」、「ESGセレクト」)のパフォーマンスが安定していたことが見えます。
2.TOPIX-17シリーズ(+米ドル)を使った効率的ポートフォリオ
TOPIX-17シリーズでも安定して高いパフォーマンスを示す銘柄は少なくて、「銀行」と「金融(除く銀行)」の2銘柄のみが半月と一ヶ月の期間の両方でリターン上位にランクされました。どちらも金融関連の銘柄です。今年春までは日本の金利上昇とアメリカの金利の高止まりが予想されます。金利が上昇すると利ざや(=貸出金利ー預金金利)が拡大して金融機関の業績拡大が期待できますが(利上げのプラス効果)、同時に金融機関が保有する債券の評価額が低下する損失(資産減)が発生します(利上げのマイナス効果)。今のところ、利上げのプラス面が評価されて2銘柄の基準価額が上昇しているようです。金融関連の2銘柄の購入を検討しても良いかもしれません。
3.サイト・マネージャーが保有するポートフォリオ
サイト・マネージャーが保有するポートフォリオは先週から変更ありません。運用資産の約6割を投資信託に投資しており残りは預り金/MRFに残してあります。2節にも書きましたが、業種別ETFのTOPIX-17シリーズから金融関連の2銘柄を来週中に購入するかもしれません。最近「NASDAQ100」のパフォーマンス低下が目立っていますが今日時点では売却は考えずに、業績について今期の実績と来期の予想を見たいと思っています。他の銘柄は安定したパフォーマンスを示していると判断しています。ポートフォリオを変更した場合にはその週のリポートで報告します。
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