効率的ポートフォリオ(2024年2月17日)

2024年2月17日時点のインデックス型投資信託を使った効率的ポートフォリオを報告します。今週は日経平均が史上最高値に接近して、来週以降に1999年以来の史上最高値を更新するかに関心が集まっています。ただ、この株価上昇は限られた企業の株価の上昇に支えられていて株式市場全体の上昇は見られないのが心配です。今後の日本の株価の動向に注意が必要です。

1.eMAXISシリーズ(+米ドル、ゴールド、日米高配当株式)を使った効率的ポートフォリオ

eMAXISシリーズで直近半月と一ヶ月の両方でリターンの上位にランクされたのは5銘柄(「フィンテック」、「遺伝子工学」、「クリーンテック」、「ナノテクノロジー」、「EV」)でした。この5銘柄は先週の報告でも直近半月の上位にランクされています。残る1銘柄は半月に「自動運転」、一ヶ月に「豪州リート」がランクされました。ただこれら7銘柄の直近一年の基準価額変動を見ると「フィンテック」と「豪州リート」だけが上昇していて、他の5銘柄は「リターン0」レベルを上下しているだけのように見えます。

2.TOPIX-17シリーズ(+米ドル)を使った効率的ポートフォリオ

TOPIX-17シリーズも直近の半月と一ヶ月の両方で5銘柄(「自動車・輸送機」、「金融(除く銀行)」、「電機・精密」、「機械」、「TOPIX」がリターン上位にランクされています。ただ、実際のところは「自動車・輸送機」と「金融(除く銀行)」の値上がりが著しくて他の銘柄は見劣りがします。「自動車・輸送機」の株価上昇はトヨタ一社の株価上昇がその大部分を占めているので、今後も値上がりが続くかは不透明です。「金融(除く銀行)」の値上がりは保険会社の好業績に支えられているようです。

3.サイト・マネージャーの保有するポートフォリオ

今週は投資信託の購入も売却もありませんでした。2銘柄(「銀行」、「ゴールド」)のパフォーマンスが落ちていますから、来週以降の値動きによってはこの2銘柄を売却するかもしれません。

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