効率的ポートフォリオ・ウィークリー・リポート(2024年4月27日)
2024年4月27日時点のインデックス型投資信託を使った効率的ポートフォリオを報告します。先週に発生したイスラエル対イランの武力紛争が拡大する懸念は低下しました。両国に紛争拡大の意志が無い事が示されました。これで国家対国家の武力紛争は回避されそうです。ただ、イランが後ろ盾になっている非国家武装集団(ガザのハマス、レバノンのヒズボラ、イェメンのフーシ派等)が武力闘争を拡大する可能性はまだ残っています。一方、日欧の中央銀行の金融政策決定会合が開催され両地域共に政策金利の据え置きが決まりました。後は来週予定のアメリカ中央銀行(FRB)のFOMCの結果待ちですが、株式市場では政策金利の据え置きが予想されています。ただ先日公表された2024年第1四半期のアメリカのGDPの数値が景気低下を示唆する内容だったことからインフレーション下の景気悪化(スタグフレーション)の懸念も出てきました。来週のFOMC後のパウエルFRB総裁の記者会見に注目です。
1.eMAXISシリーズ(+米ドル、ゴールド、日米高配当株式)を使った効率的ポートフォリオ
最近数週間の株価下落の影響でeMAIXSシリーズでリターン上位にランクされたのは新興国株式(「インド株」・新興国株式」・「日経アジア400」)のみです。直近の半月では「リート」(不動産証券の指数をベンチマークにした投資信託)のパフォーマンスが目立ちます。この間、大部分の銘柄のリターンはマイナスになっています。
2.TOPIX-17シリーズ(+米ドル)を使った効率的ポートフォリオ
直近半月でリターンがプラスになったTOPIX-17の銘柄はありません。全滅です。ゴールデン・ウィーク後の株価変動に注目です。
3.サイト・マネージャーが保有するポートフォリオ
サイト・マネージャーが保有するポートフォリオは資源関係の銘柄(「ゴールド」、「コモディティ」)以外は直近の半月と一ヶ月で軒並みマイナスのリターンになりました。ただ基準価額の変動を見ると回復の可能はありそうです。ただ、来週のアメリカのFOMC後に波乱があるかもしれません。ゴールデン・ウィーク後に大幅な売却や銘柄入替えが必要になるかもしれません。
(運用資金のうち実際に投資信託の割合は約85%、預り金/MRFが約15%、投資信託の内訳は国内銘柄が約60%、「NASDAQ100」・「ゴールド」・「コモディティ」が約40%)
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