効率的ポートフォリオ・ウィークリー・リポート(2024年11月1日)

2024年11月1日時点のインデックス型投資信託を使った効率的ポートフォリオを報告します。日本の衆議院選挙で自民党・公明党連合が過半数割れに追い込まれて国会の首班指名選挙が次の焦点になります。アメリカの大統領選挙と議会選挙も実施日が近づいていますが、接戦が予想されています。選挙結果が判明するまで投資判断の難しい時期が続きそうです。

1.eMAXISシリーズ(+米ドル、ゴールド、日米高配当株式)を使った効率的ポートフォリオ

今週も先週同様に、直近の半月と一ヶ月でリターンが上位にランクされたのはほとんどがハイテック系の銘柄でした。これらはアメリカの業種レベルの株価指数をベンチマークにした銘柄ですが、国レベルの株価指数をベンチマークにした銘柄(例えば、「先進国株式」や「S&P500」など)で安定して良いパフォーマンスを示す銘柄はないようです。引き続き日米の選挙が落ち着くまで株式市場の動向は安定しないかもしれません。ちなみに、直近の半月から半年までの期間を通してリターン上位にランクされた国レベルの株価指数をベンチマークにした銘柄がなくなりました。今年春以降の株式市場の不安定さが現れているようです。

2.TOPIX-17シリーズ(+米ドル)を使った効率的ポートフォリオ

TOPIX-17シリーズで直近半月でリターンがプラスになった銘柄は先週は1銘柄({銀行」)だけでしたが、今週は数が増えました。2銘柄(「自動車・輸送機」、「医薬品」)が直近半月と一ヶ月の両方で上位にランクされました。ただし、米欧の中央銀行が利下げを検討しているのに対し日本銀行は利上げを検討しています。その結果として為替レートの円高傾向が予想されますから、「自動車・輸送機」が今後も良いパフォーマンスを示すかは不透明です。

3.サイト・マネージャーが保有するポートフォリオ

サイト・マネージャーが現在保有している銘柄では1銘柄(「ゴールド」)だけが安定したパフォーマンスを示しています。一方で残る4銘柄(「銀行」、「金融(除く銀行)」、「日経アジア300」、「インド株式」)の直近半月のパフォーマンスはマイナスでした。ただ、保有銘柄の見直しは今月半ばまで続きそうな不透明な政治・経済状況が過ぎてからになりそうです。それまではこの5銘柄を保有しておくつもりです。

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