効率的ポートフォリオ・ウィークリー・リポート(2024年11月9日)
2024年11月9日時点のインデックス型投資信託を使った効率的ポートフォリオを報告します。アメリカの大統領選挙と議会選挙が実施され共和党のトランプ候補が当選し、議会上院も共和党が多数派になり、下院で激しい攻防が続いています。大統領と上下両院を共和党が占めるトリプル・レッドが実現するか注目です。この政権交代でアメリカの政治・経済が大きく変わりそうです。その影響は日本にも及びそうです。一方、日本では首班指名投票に向けて与野党間の協議が活発になってきました。日本も政治が変わりそうです。
1.eMAXISシリーズ(+米ドル、ゴールド、日米高配当株式)を使った効率的ポートフォリオ
今週もここ数週と同様に、直近の半月と一ヶ月でリターンが上位にランクされたのはほとんどがハイテック系の銘柄でした。これらはアメリカの業種レベルの株価指数をベンチマークにした銘柄ですが、国レベルの株価指数をベンチマークにした銘柄(例えば、「先進国株式」や「S&P500」など)で安定して良いパフォーマンスを示す銘柄はないようです。最近は直近の半月と一ヶ月の期間でリターン上位にランクされた国レベルの株価指数をベンチマークにした銘柄がなくなりました。今年春以降の株式市場の不安定さが現れているようですが、今後予想されるトランプ大統領の経済政策や財務長官などの人事に注目です。
2.TOPIX-17シリーズ(+米ドル)を使った効率的ポートフォリオ
今週のTOPIX-17シリーズは高いパフォーマンスを示しています。特に2銘柄(「銀行」、「金融(除く銀行)」)が直近半月から三年までの期間を通してリターンの上位にランクされました。30年前の北海道拓殖銀行や山一證券の破綻が起きた1990年代から続く金融部門の不振からいよいよ本格的な回復が始まるかもしれません(既に始まっているかもしれません)。
3.サイト・マネージャーが保有するポートフォリオ
サイト・マネージャーが現在保有している銘柄では3銘柄(「銀行」、「金融(除く銀行)」、「日経アジア300」)は高いパフォーマンスを示し始めました。一方で残る2銘柄(「インド株式」、「ゴールド」)の直近半月のパフォーマンスはマイナスでした。アメリカの大統領選挙と議会選挙が終了しましたから、これから保有銘柄の見直しを始めることになりそうです。
このサイトのコンテンツは過去の実績をもとにした個人的な分析・意見であり、将来の成果等を保証するものではありません。資産運用は自己責任でお願いします。