バフェット指数報告(2022年第4四半期)

2022年第4四半期のバフェット指数を報告します。このサイトで推定している日本のバフェット指数(下表の最終列、1.0が基準で1.0を超えると株高を示す)は2021年第3四半期に1.864のピークに達した後、2022年第2四半期に1.706まで低下しました。しかし、その後の2四半期は1.7台で足踏みが続いています。これはアメリカのバフェット指数とは対照的です。アメリカのバフェット指数は2022年を通して低下しておりピーク時の四分の一まで低下しています。この違いの要因の一つに日本銀行の東証ETF買いを含めた金融緩和政策の影響が考えられます。2023年4月に日本銀行総裁が交代する予定ですがその後の金融政策の変更によっては日本のバフェット指数もアメリカ同様に基準の1.0に向かって低下することが考えられます。

四半期日本の名目GDP
(赤線、左目盛り)
東証時価総額合計
四半期平均(青線、右目盛り)
東証時価総額合計
期待値(赤線、右目盛り)
東証時価総額合計
四半期平均÷期待値
2021年第1四半期548.4719.6401.81.791
第2四半期550.6735.5404.81.817
第3四半期547.7747.4400.91.864
第4四半期551.5749.5406.11.846
2022年第1四半期552.8717.8407.81.760
第2四半期558.5708.5415.61.705
第3四半期554.2716.9409.61.750
第4四半期561.3723.8419.41.726
2023年(1月)期間中735.0未推定未定
名目(nominal)GDP:(季節調整済み、年率)兆円、東証時価総額合計(月末値、四半期平均):兆円