効率的ポートフォリオ報告(2023年4月15日)
2023年4月15日時点のインデックス型投資信託を使ったポートフォリオを報告します。アメリカの生産者物価や消費者物価の3月分の公表を受けてインフレーション懸念が後退したことからアメリカの政策金利の上昇が止まる期待からアメリカの株価は上昇しました。
今回からこの報告に次の3点の変更を加えました。(1)最近高いリターンを示す中で注目する銘柄を選んでその推移を時系列グラフで示します。(2)効率的ポートフォリオのリターン・リスクのグラフを日本語化しました。これで効率的ポートフォリオの表と見比べ易くなったと思います。(3)主要な投資信託を使ったポートフォリオを削除しました。
1.17業種別上場投資信託(TOPIX-17シリーズ、+米ドル)
TOPIX-17シリーズでこの一年間を通して安定して高いリターンを示した銘柄は「商社・卸売」業界に連動する銘柄(時系列グラフの茶色の線)でした。それに「鉄鋼・非鉄」業界(青緑色の線)が続いています。直近一ヶ月で「医薬品」業界(赤線)がリターンの二位に来ていますが、一年を通してみるとアップ・ダウンの繰り返しで特にリターンが高いようには見えません。3月まで高いリターンを示していた「銀行」業界(青線)は3月中旬に発生した欧米3銀行の破綻の影響で株価が急落しましたが、中央銀行の素早い対応もあって、再び株価が上昇しています。
2.ノーロード型投資信託(eMAXISシリーズ、+米ドル、ゴールド、高配当株式)
eMAXISシリーズで直近一ヶ月では「フィンテック」(図中の青線)がリターン最上位に入りましたが、直近一年の時系列グラフを見るとアップ・ダウンの繰り返しで上昇傾向が見えずあまり期待できないように見えます。時系列グラフの全ての銘柄がアップ・ダウンを繰り返していますが、今年に入ってからの変動に注目すると「NASDAQ100」(茶色の線)、「ウェアラブル」(緑色の線)、「ゴールド」(青緑色の線)の三銘柄の方が見込みがありそうに見えます。ただ、TOPIX 17シリーズのリターン上位の銘柄の方がパフォーマンスが高いようです。
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