効率的ポートフォリオ・ウィークリー・リポート(2023年9月16日)
2023年9月16日時点のインデックス型投資信託を使った効率的ポートフォリオを報告します。今週、ECB(欧州中央銀行)がインフレーションが収まりつつある中で政策金利の上昇を決めました。ただ今後の政策金利の操作には不透明感が示されました。一方、アメリカの物価データも公表されましたが、インフレーションが落ち着いてきていますがFRB(連邦準備銀行、アメリカの中央銀行)が基準にしているレベル(2%)より高い状態が継続しています。9月下旬開催予定のFOMC(連邦市場操作委員会、アメリカの金融政策決定委員会)では政策金利の据え置きが予想されています。同時期に日本銀行の金融政策決定会合も予定されており、政策金利の据え置きが予想されています。この夏以降、中国発の景気悪化の懸念が漂う中でインフレーションが高止まりしている状況で金融政策の先行きが不透明な状況が続いています。
1.eMAXISシリース(+米ドル、ゴールド、日米高配当株式)を使った効率的ポートフォリオ
最近のeMAXISシリーズでは日本株式のパフォーマンスが目立ちます。特に「ESGセレクト」、「国内高配当株式」、「TOPIX」、「JPX日経400」の4銘柄が安定して高いパフォーマンスを示しています。これに「日経225」を加えた5銘柄が注目です。加えて「NASDAQ100」が高いパフォーマンスを示していますがナスダック総合指数のパフォーマンスは低いままです。
9月15日から全米の株式会社の株価指数(MSCI USAインベスタブル・マーケット指数)をベンチマークにした新しいeMAXIS Slimの投資信託(「eMAXIS Slim全米株式」)が設定されました。このベンチマークはこのサイトのバフェット指数で使っている株価指数「Wilshire 5000」と同じ趣旨の株価指数です。今後、バフェット指数で米国株式の上昇が期待できる際にはこの「eMAXIS Slim全米株式」が投資対象として利用できるようになりました。
2.TOPIX-17(+米ドル)を使った効率的ポートフォリオ
業種別株価指数をベンチマークにした効率的ポートフォリオでは、「エネルギー資源」、「自動車・輸送機」、「電力・ガス」、「銀行」、「不動産」、「金融(除く銀行)」の6業種のパフォーマンスが安定しています。
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