効率的ポートフォリオ・ウィークリー・リポート(2023年12月30日)
2023年12月30日時点の効率的ポートフォリオを報告します。本年最後のリポートになります。本年を通じたパフォーマンスを一言で表すと「前半は高いパフォーマンスでしたが、後半は低下しました」。主なeMAXIS銘柄の基準価額と年初をベンチマークにした指数を下表に示します。この表中では「NASDAQ100」が最も高いパフォーマンスを示し(太字の指数で示す)、「NYダウ」が最も低いパフォーマンスでした。
銘柄 | 年初【1月4日】 | 年央【6月30日】 | 年末【12月29日】 |
日経225 | 30,426円(100.00) | 39,635円(130.28) | 40,259円(132.32) |
TOPIX | 26,399円(100.00) | 32,691円(123.99) | 34,107円(128.20) |
NYダウ | 32,530円(100.00) | 37,309円(114.47) | 40,575円(124.73) |
S&P500 | 13,412円(100.00) | 17,163円(127.97) | 18,365円(136.93) |
NASDAQ100 | 10,539円(100.00) | 160,63円(152.41) | 17,797円(168.87) |
2022年2月に始まったロシアのウクライナ侵攻が2023年にも継続し、加えてイスラエルとハマスの戦闘も起きました。2024年には米露台の大統領選挙が予定されており、国際政治が更に不透明になる恐れもあります。2023年のパフォーマンスの低下傾向が2024年にも続いてインデックス型投資信託のパフォーマンスが更に低下するか注意が必要です。
なお、今週から集計期間を4期間から半月、一ヶ月、四半期、半月、一年、三年の6期間に増加させ、基準価額変動のグラフも加えたPDFファイルを添付するようにしました。
1.eMAXISシリーズ(+米ドル、ゴールド、日米高配当株式)を使った効率的ポートフォリオ
今週も先週に引き続いてeMAXIS Neoシリーズの銘柄がリターン上位にランクされましたが、先週からは「クリーンテック」が外れて「日経アジア300」が新たに入りました。基準価額変動のグラフを見ると直近2ヶ月の「フィンテック」の上昇が目立ちます。この「フィンテック」は年間のランキングでも第2位にランクされていて第3位の「NASDAQ100」の上にランクされました。
2.TOPIXシリーズ(+米ドル)を使った効率的ポートフォリオ
TOPIX-17シリーズの銘柄は2023年後半に安定してパフォーマンスが良かった銘柄は見当たらないようです。2024年は国際政治の不透明さに加えて、国内政治にも自由民主党の政治資金の裏金問題などを発端にして波乱が起きるかもしれません。今後も要注意です。
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