効率的ポートフォリオ報告(2022年2月1日)
2022年1月末時点のインデックス型投資信託を使った効率的ポートフォリオを報告します。直近1ヶ月はインデックス型投資信託にとって非常に厳しい状況でした。コモディティ・インデックスに関連した投資信託のみがプラスのリターンを記録し、他の全投資信託のリターンはマイナスに沈みました。
原油価格上昇等からくるコスト・プッシュ・インフレーションが浸透してきてアメリカ中央銀行(FED)が資産買い入れを終了し金利の上昇が予想される一方で、新型コロナのオミクロン株の広がりによるサプライ・チェーンの渋滞と需要低下が同時に発生して株価もREITも債券価格も低下しています。ただ、原油以外にも銅や食料(トウモロコシ、大豆)の価格が上昇しており、これを受けてコモディティ・インデックスが上昇しています。
今年の焦点は1970年代前半と1980年頃の二度の石油危機以来のコスト・プッシュ・インフレーションの再来かもしれません。企業や業界の価格転嫁力の強弱が結果を左右することになりそうです。1990年代半ばに流行った価格破壊から続くデフレーションに慣れた日本人には久しぶりのコスト・プッシュ・インフレーション対応が必要になります。インデックス型(パッシヴ型)投資信託には厳しい年になりそうで、アクティヴ型の投資信託に目を向ける必要があるかもしれません。このサイトが利用しているeMAXISシリーズで言うとコモディティ・インデックスかeMAXIS Neoシリーズ(+日本物価連動国債)の投資信託に注目です。
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