効率的ポートフォリオ報告(2022年9月1日)

9月1日時点におけるノーロードのインデックス型投資信託を使った効率的ポートフォリオを報告します。8月下旬に開催された連邦準備銀行(FED、アメリカの中央銀行)のジャクソン・ホール会議でパウエル議長が景気対策よりインフレーション対策を優先する方針を再度強調しました。それまで金融引締のスローダウンを見込んで株価は上昇してきましたが、この発言を受けてアメリカに限らず世界の株価が急落しました。当面はインフレーションに加えて11月予定のアメリカ中間選挙も考慮しながらの資産運用となりそうです。今回から暫くは直近一年のリターン上位の情報を報告から外して直近半月の情報を加えます。変更は一時的になる予定ですが、理由は金融市場の動きを素早く察知することです。ただ一時的な資産価格の変動に振り回される恐れもあります。次の注目情報は9月前半に公表が予定されているアメリカの労働市場データ(平均時給、完全失業率)や消費者物価・生産者物価で、ここでインフレーションの沈静化が確認できるかがポイントです。

1.eMAXISを使った効率的ポートフォリオ

インデックス型投資信託を使った効率的ポートフォリオでリターン上位の銘柄がこの半月で大きく変化しました。7月下旬から急上昇したハイテク系産業を基準にした投資信託(eMAXIS Neoシリーズ)が上位から姿を消してコモディティ価格を基準にした投資信託や米ドルが上位に復帰しました。ジャクソン・ホール会議のパウエル発言でアメリカ株式市場の雰囲気が逆転して株価が大きく下落し、つられて他国の株価も下落しています。今後も続きそうな金利上昇に合わせた投資戦略の変更が迫られています。

2.主要な投資信託を使った効率的ポートフォリオ

主要な投資信託を使った効率的ポートフォリオではここ一年にわたって米ドルの一択です。

対象の投資信託:日経平均、TOPIX、JPX日経400、国内債券、国内REIT 、
先進国株式、先進国債券、先進国REIT、新興国株式、新興国債券、新興国REIT、米ドル

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