効率的ポートフォリオ報告(2022年10月1日)
10月1日時点のノーロードのインデックス型投資信託を使った効率的ポートフォリオを報告します。9月下旬に開催された連邦準備銀行(アメリカの中央銀行、FED)の公開市場操作委員会(FOMC)で景気対策よりインフレーション対策を重視することが再確認され、金利の上昇と株価の低下が顕著になりました。その結果、このサイトが注目しているeMAXISシリーズ(三菱UFJ国際投信が運用するノーロードのインデックス型投資信託)で直近で基準価額が上昇しているのは「国内物価連動国債インデックス」だけになっています。今までなら、資産を現金化することで投資信託の基準価額が低下することによる損失を回避できましたが、インフレーションの下では現金では資産の購買力を維持できません。このサイトでは既にeMAXISシリーズに米ドルを加えていましたが、更にeMAXISシリーズに欠けているゴールド・インデックスや高配当株式インデックス(国内、米国、シンガポール、新興国)を基準にした投資信託を今回新たに加えました。これらのノーロードのインデックス型投資信託は数少なく取り扱っている金融機関も限られますが、選択肢を広げることでインフレーション率と同等以上のリターンを実現できるように期待しています。
このサイトが新たに加えたノーロードのインデックス型投資信託は次のとおりです。
運用会社 | 投資信託 |
ブラックロック・ジャパン | iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジなし) |
アセットマネジメントOne | たわらノーロード Plus 国内株式高配当最小分散戦略 |
アセットマネジメントOne | たわらノーロード Plus 新興国株式低ボラティリティ高配当戦略 |
日興アセットマネジメント | ノーロード・シンガポール高配当株式フォーカス(毎月分配型) |
楽天投信投資顧問 | 米国高配当株式インデックス・ファンド |
1.eMAXISシリーズ(+米ドル、ゴールド、高配当株式)を使った効率的ポートフォリオ
直近の半月あるいは一ヶ月のリターンからは米ドルと物価連動型国債の二択です。ドル・レートが150円に接近して、円安ドル高の傾向には最近陰りが見えます。今後さらに円安が進むかは政府・日本銀行と民間部門の綱引き次第のところがあります。また9月26日に象徴的なことが起きました。この日、対前日で値上がりしたのは「国内物価連動国債インデックス」の一銘柄のみで変動も「+1」でした。つまり実質的にeMAXISシリーズの全銘柄が値下がりしました。こんな事態は初めての経験です。2013年初頭から始まったアベノミクスによる株価上昇がついに終息して本格的な株価低下が始まるかもしれません。バフェット指数の変化に注目です
2.主要なインデックス型投資信託(+米ドル)を使った効率的ポートフォリオ報告
主要なインデックス型投資信託と米ドルを使った効率的ポートフォリオからは米ドルの一択です。
このサイトのコンテンツは過去の実績をもとにした個人的な分析・意見であり、将来の成果等を保証するものではありません。資産運用は自己責任でお願いします。
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